【若手奨励賞受賞】超電導・低温若手セミナーにて

8月30・31日の2日間で行われた低温工学・超電導学会,東北支部主催の第23回超電導・低温若手セミナーにて,若手奨励賞を受賞いたしました.

このような賞をいただけたこと大変嬉しいと共に,日ごろからご指導いただいている先生や共同研究者の皆様,学び合っている学生仲間の皆様に感謝申し上げます.

また2日間にわたり行われたセミナーでは院生皆様の発表や,先生皆様のご講演から多くのことを学べました.運営された先生皆様を含め,交流させていただいたすべての方に感謝いたします.

最後に,奨学財団からの経済的な支援や,家族からの様々な形での支援がなければ研究・勉学に集中できませんでした.常日頃,支えてくださっている皆様にも深く感謝申し上げます.

参考 / 関連記事
第23回超電導・低温若手セミナー
研究業績(本HP)

第66回 物性若手夏の学校(2021年8月2-5日)

[第66回 夏学 に参加してみて]
物性若手夏の学校(通称:夏学)という,大学院生から若手研究者を対象とした勉強会に参加しました.
夏学は”合宿系イベント”として知られており,4日間にわたり寝食を共にしながら,物性物理の範囲内で様々な専門分野を背景に持つ同年代の仲間と物性の理解を深め合えるとても魅力的なイベントのようです
というのも今年はコロナ感染症の蔓延が社会の様々な活動を制限する状況にあって,夏学もオンラインのみでの開催でした.講義や発表時間以外に,昼夜を問わず行われるらしいインフォーマルな交流ができなかったのは残念でしたが,それでもオンライン交流ツールの「Remo」や「Zoom」を通して,普段は会えない離れた場所の人とも意見交換できたのは貴重な機会でした.
各分野で先頭を走っている先生皆様のご講演や,グループセミナー/ポスターセッションにおける同年代参加者との専門分野の垣根を超えた交流はとても楽しく,興奮し,普段ではなかなか感じられない喜びが得られました!!
実行委員皆様の裏話を聞くと,前例のないオンライン開催のため,オフライン開催とは別の点で苦労した場面もあったと聞きました.そのような実行委員皆様のお働きにより,楽しませていただいたと大変感謝しております.


[夏学への参加を考えている方へ]
今回,一つだけ後悔したことがあります.それはポスター発表(+グループセッション)しか行わなかったことです.参加者の中にはポスターと口頭発表(=分科会)の両方で発表する”つわもの”がいました.分科会で興味を持ってもらい,さらにポスターセッションで議論を深め合っている様子はとても楽しそうでした.
学会などではポスターと口頭の両方で(一人で)1度に発表するなんて”贅沢”な機会はなかなかないと思います.ですから,プログラムとご自身に余裕があれば,夏学を謳歌するつもりで両方で発表されるのはいかがでしょうか.

※口頭とポスターで同じ内容を発表していたわけではありません.口頭発表では大勢に向けた発表を行い,ディープな部分(口頭発表では時間の都合で含められなかったが(特に専門の人には)重要なウケる話)をポスターで行っていたようです.

ちなみに,私は夏学の様子がわからなく怖気づいてしまいポスター発表にしたのですが,次に参加する機会(+余裕)があればぜひ両方で参加させていただきたい思いです.
私と同じで夏学の様子が知りたい方のために次の動画を紹介します.
ヨビノリたくみ様の夏学紹介動画です.よろしければご参考までに.
物理を研究する大学院生たちのアツい夏【物性若手夏の学校】
/ヨビノリたくみ(予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」


[自身の発表について]
なお私自身は「Bi系銅酸化物高温超伝導体における臨界電流密度のドープ量依存性」というテーマで発表させていただきました.

ポスターセッションにお越しいただいた皆様,グループセッションで関わらせていただいた皆様,大変勉強になる質問/コメント/ディスカッションをありがとうございました.
またご縁がありましたら,よろしくお願い申し上げます.
(そのうち当ブログ(?)を通じて,あるいはメールなどを使って交流できるよう設定しようと考えています.)

最後になりますが,私自身まだまだ力不足でして,今回の発表に関しても共著者先生皆様のご支援があったからこそ発表を楽しむことができました(自分だけでなく聴者にも楽しんでもらえたと自負しております).特に石田先生には発表前夜のギリギリまで助言/指導をいただきました.感謝しております.


[そのほか参考資料/関連リンク]
東大島田先生HP(講演題目:”生態系”の統計物理学)
第 60 回物性若手夏の学校開催報告 / 沼倉 凌介
第 63 回物性若手夏の学校開催報告 / 東大 総文研 丸山 玄徳
(ヨビノリたくみさんのエピソードもあり)